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#8791
TeaCup掲示板掲載例の再搭載 倉澤 隆平

【特別の原因が見当たらない亜鉛欠乏の舌痛症】

TeaCup掲示板;2021/11/21 【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】①の再掲
 <TeaCup掲示板の2021/11/21の【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】シリーズ①から2022/05/31まで同シリーズ⑫と症例を載せてきた。中断となったもので、PDFファイルに保存してあり、ダウンロード可能です。今回は内容を再掲載としました。

【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】① 投稿者: 倉澤隆平 投稿日: 2021年11月21日(日)16時11分27秒

【K.Eさん】 43歳女性医療関係者
【基本症病名】舌痛症、口腔内違和感、味覚障害疑い、亜鉛欠乏症
【初診】 2020.07.06.
【既往歴】ブタクサによる花粉症。職場で血清亜鉛値測定 2016.03< Zn:61 AlP: 199>
【主訴 現病歴】約ーケ月半ほど前から口唇と舌にしびれ感とピリピリした火傷の様な滲みる痛み及びショッパイ感じと口内の渋柿を食べた様な感じあり、 2020.06.24 <Zn:70>で 06.29よりプロマック D752錠朝夕分 2の標準的亜鉛補充療法が開始された。また、最近、漠方薬の服薬も始めた。
【医療関係】特別の医療なし、ただ、 2020.02~03歯科にて、親知らず抜去、門歯の処置、 1月中旬、鎮痛剤使用以外、常用薬物なし。血算・血液生化学特別のことなし。皮膚.口腔内肉眼的異常所見なし
【食事関係】偏食、ダイエット等なし。味噌汁の味が薄いと家族の評価。
【治療経過】
2020.07.20ピリピリした火傷の様な口内の痛み、口唇内側のしびれ感、補充療法後も,全く変わらずと心配して、受診。漢方薬の中止と他の薬剤の服用のないことを確認。プロマックによる亜鉛補充療法継続。
く口腔の症状> 味覚検査:バラバラで、塩味薄い濃度でも反応。<Zn:85 AI-P:201 >
2020.08.24 08/09″’08/16間の仕事が休みの日、痛みとしびれ感、初診時の1/2程度に軽減。舌痛は日と時間で変化。一定の傾向はない。しかし、全体として軽くなった。ショッパイ感じはやや増強。しかし、酸っぱい、苦みの感じはなくなった。熱いものの滲みる感じも比較的軽くなり、渋柿を噛んだ感じもなくなった。
本症例は病初より食慾良。わさび、カレー、みかん問題なし< Zn : 90 >
2020.10.12症状殆んど気にならなくなる。ほとんどの時、忘れている。09月初め頃より舌の症状が殆んどなくなる。口唇にシビレとショッパイ感じはまだある。
2020.12.07舌.口腔内の症状とも全く気にならなくなる。発症を機に、個人の健常時の血清亜鉛濃度を探る試みをすることにする <Zn:73>
2020.02.08 舌痛他問題の症状全くなく、困ったことなし。プロマックの服用時々忘れる。キチッと真面目にーヶ月補充療法をし、測定を <Zn:75>
2021.03.08花粉症はあるが、舌痛はじめ今回の口腔内違和感など全くなし。補充療法をーケ月キチッとしてきたと言うので測定。<Zn:88 >
医療関係者で、病態をよく理解しているので、今回はここで中止。
【コメント】
 特別これが亜鉛不足の原因と推定させるものは存在しない症例、また、亜鉛欠乏症以外に舌痛を発症させる可能性のある明らかな問題点が存在しない症例でもある。逆に、一般的に異様な訴えの舌痛症状以外に亜鉛欠乏症に特徴的な異様な口腔内症状を併せ持つこの症例は亜鉛欠乏症である。亜鉛の適切な補充をすれば、諸症状は治癒する筈であり、亜鉛補充療法により典型的な亜鉛欠乏症のほぼ同様の血清亜鉛濃度の推移をし、治癒した症例。
 長野県の東信地区。流石に舌痛症は亜鉛欠乏症と知られ、適切な血清亜鉛値測定と補充療法が開始されたが、その効果が直ぐ現れなかったため、当院を受診したものである。
知識と経験があれば、何処でも充分に治療可能で、病院である必要も、全くない。